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Opera Pomme Rouge performed Hansel and Gretel at the Queens Museum

週刊NY生活

2016年10月22日

小味 かおる

ニューヨークを拠点に活動するオペラ団体『オペラポムルージュ』が9日、体験型オペラ「ヘンゼルとグレーテル」をクイーンズ美術館で上演、大勢の子供を含む210人が楽しいひと時を過ごした。上演前には折り紙でイチゴを作るワークショップがあり、観客に花や木の葉などの小道具が手渡され、大人も子供も気分が高揚する中、舞台が始まった。公演は同館のエントランスホールを使い、客席の「森」で観客が手にするキイチゴや花を歌手が積んで回るなど、様々な趣向が凝らされていた。ヘンゼル役のマグダ ガーターとグレーテル役の袴塚愛音が愛らしい動作と美声で観客を魅了し、怖い母親と魔女役のジェニファー ノエルや、砂の精役の雨宮弘奈も好演、良質の舞台となった。

今回はニューヨーク初公演、同美術館でのオペラ初演となった。同団体代表で演出を手がけた釣アンナ恵都子は「私だけでなく、すべてのスタッフがこの1回にかけるエネルギーは膨大。少しでも私たちの熱い思いが皆さんに伝わりオペラ好きになってくれた人がいたならば幸いです。」と話していた。

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