top of page

​幼少の頃よりピアノやフルートなどに親しむかたわら、東京の小さなミュージカル劇団に所属し演技法や発声法、ダンスの基礎などを学ぶ。音楽大学ではフルートと指揮を専攻。卒業後渡独、オペラ演出学科の名門といわれるベルリンの国立音楽大学“ハンス・アイスラー”オペラ演出学科に日本人として初めて入学を許可される。


2005年、世界三大オペラ座といわれるウイーン国立歌劇場の研修を機にウイーンに移住、また同年ウイーン国立音楽大学オペラ演出学科の入学試験にも、年間合格者3人と言う狭き門のなか、日本人として始めて合格する。学業の傍らウイーン国立歌劇場では継続的に演出助手、舞台技術、舞台美術、照明、衣裳などの研修及び契約社員として幅広く活躍する。

これまでに“ウイーン国立歌劇場“はじめ、“ニューヨーク メトロポリタン歌劇場“、“パリ太陽劇団“、 “ベルリン コーミッシュオパー歌劇場”、“ドルトムント歌劇場”、“バイロイト青少年のための音楽祭” ,“ブレーゲンツ湖上歌劇音楽祭”、“ウイーン宮廷劇場” などで演出助手などの劇場研修を積む。ー詳しくはExperienceをご覧ください。



またそれと平行して自らオペラの企画、演出、照明デザインおよび舞台装置デザイン創作の活動にも余念がない。これまでウイーン市内およびオーストリア国内、ベルリン、バルト三国のラトビアにて『シンデレラ』(ロッシーニ)、『期待』(シェーンベルク)、『ヘンゼルとグレーテル』(フンパーディンク)、『電話』(メノッティ)、『鉱夫たち』(ウムラウフ)、『小さなヘンゼルとグレーテル』、『フィガロの結婚』(抜粋)、『ソングブックス』(ジョンケージ)またウイーン市内の小学校巡回オペラ教室を行うなど、精力的に活動している。また2009年1月には東京の新国立劇場において『偽りの女庭師』(モーツァルト)で日本デビュー公演を果たし、服部譲二氏、古今亭志ん輔氏との共演は大変好評を得た。ー演出作品についての記録写真、および動画はこちら。

テレビなどの広報活動も積極的に行っており、2009年1月にはNHK BS1 特集番組 “夢の音楽堂 小澤征爾が誘(いざな)うオペラの世界 ~ウィーン国立歌劇場~”に出演。小沢征爾氏と共にウイーン国立歌劇場のバックステージツアーを担当する。
また2009年3月にはNHK BS1 のドキュメンタリー番組 “関口知宏のファーストジャパニーズ”で創作活動の様子が紹介された。その中で世界的指揮者小澤征爾氏はインタビューで「釣さんは照明や装置や演出などオペラの裏のことをみんな知っている。こういう人が将来日本に帰ってオペラを創ってくれたら絶対、頼りになる。」と絶賛の言葉を寄せている。(現在はその模様がDVDまたは書籍としても販売中。)



2009年7月、演劇界では著名なパリの“太陽劇団“に魅せられパリ移住を決意。太陽劇団の研修生として、演出家として大御所、また同劇団総支配人であるアリアン ムシュキンのもとで更なる修行に励む。 また同劇団では演技法の更なる習得のほか、フランス伝統舞台芸術の一つである、クラウン(道化師)の演劇法についても学び、舞台芸術についての更なる理解を深める。


2010年6月にはラジオJFN(japan FM Network)のフラワーズ、ワールドフラワーズネットワークにパリから電話インタビュー出演する。また2012年にはラトビアのラジオ局よりインターネットテレビのインタビューを受けると同時にラトビアの大手新聞『ディアナ』

より大きな特集インタビューを受ける。

2010年末、 世界三大歌劇場の一つである、ニューヨークメトロポリタン歌劇場での研修を機に 住み慣れたヨーロッパからニューヨークへ移住。2015年よりオペラ団体 オペラ ポム ルージュを設立し年齢や生活レベルなどにとらわれず幅広い層の人にオペラを親しんでもらうための活動や若手の育成などにも力を注いでいる。

2019年よりドイツ、ミュンヘンにあるバイエルン国立歌劇場に就職、ミュンヘンに拠点を移して活動中。



オペラの理解に必要不可欠な言語の習得にも余念がなく、これまでにドイツ語、フランス語、イタリア語、英語、オーストリアドイツ語を習得している。

 

-アンナのオペラ修行記/Blogはこちらから-

bottom of page