音楽に魂を!心の声に正直に生きる 4

長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。
目次
【この2年を振りかえって】
【オペラの演出家の仕事って?】
【なぜ自分が演出家を目指したか】
【海外で勉強したこと】
【オペラ演出は妥協の連続】
【もう一つの道】
【不自由から生まれた奇跡】
【チャレンジで見えた素晴らしい世界】
【もう常識には囚われない】
【自分の心の声を聞こう】
Day 4【チャレンジで見えた素晴らしい世界】
ドイツ歌曲のクラスの準備はオペラよりもむしろ
ずっと細かく繊細で正確性が求められ、
ドイツ文学史、ドイツ語発音学、
音楽楽曲分析、声楽テクニック
などなど、多岐にわたりますが、
その準備が何よりも楽しく、
準備をすればするほど、
自分自身ドイツ歌曲に対しての
新たなる素晴らしさや発見を見出すのです。
そして2週間前、オンラインで
日本の皆様を対象にした
大きなドイツ歌曲講習会を
開催させていただく運びとなりました。
ここ1年弱、和気藹々と楽しく
この音楽性にフォーカスした
クラスをさせていただいていた
セミプライベートクラスの皆さんの力を借りて、
講習会の一部を
(三部生で後はドイツ語発音クラスと楽曲分析クラス)
マスタークラス形式にできたのも本当に
ありがたく思っています。
そして、参加してくださった、
とっても素敵な生徒さんたちに
出会えた奇跡にも感謝です。
そして、何より、この企画を考えた時に、
主催を買って出てくれた
親友の存在が無ければ
こんなにスムーズに
このクラスはできませんでした。
他にも、声がけを手伝ってくれた
たくさんの仲間たち。。。。
こんなにたくさんの皆さんの温かいお気持ちで
この奇跡のクラスができました。
その期待を一心に背負って、
「絶対良いものにする」という
エネルギーで
私も周到な準備と
万全な体制で臨んだ講習会。
マスタークラスでのレッスンは、
もうそれはそれは楽しくて!
シューマンと花嫁クララの結婚までの
経緯を綴った歌曲集、
「ミルテの花」を
やったのですが、
何しろ、音楽が
1時間レッスンをしている間に
どんどんと色彩感が増し、
立体的になって、
音楽に魂が宿り、
最後は、もう本当に
クララとシューマンの描いた
その時の出来事を
目の前に見ている、
そんな感覚になるのでした。