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演出とは何か

(日本語は下に)Today I had a long discussion with a friend about stage direction, so I am writing it down here as remembrance.: When I watch operas and plays, I get the feeling that the directors are trying to tell us “watch MY work” In that moment, my heart can't be moved deep down at all. I feel only “it might be interesting, but what?” When I direct operas, I intend to give joy and energy of the life to the audience through stage. It means not “Interesting”(your brain thinks), but ``the softest part of the heart resonates without reason. " It is very important, und that’s the reason why I direct opera. It is scientifically proven that good art is nourishment for the mind, and mental health is directly linked to physical health. If you make this world happier, you should make yourself happier, as you have a universe inside of you, you yourself are nature. I seriously want to change the world from that angle. All directors and artists need just to believe the power of the universe is inside of you, when you make arts, but it's very unfortunate that most directors in the world don´t recognize it, and always use their ego when directing. (By the way, I think it's the same with singers and conductors. The performance of someone who only thinks "look at me" doesn't resonate with the audience.) When I give lessons for a song course, an acting class, an opera explanation course, or when I'm directing, it is always the same, I'm focusing on the work, not “Me”. When I read the score, it becomes a conversation with the composer. Then, more and more, what the composer said, and the message contained therein will come out. In this moment I will be like a conduit between the energy of the universe and the earth. (For a long time I've been wondering what was this feeling.) Since I have been directing the opera, it is still "my work", but I feel like I am "delivering the energy of the universe to audience" (when I am teaching, I am conveying the message of the universe to the students). When I say this, people in the field of theater probably ask me, "Do you have any ideas of your own?". This question is nonsense. I feel like I've expanded the frame of "myself" when I direct operas. I hope, more people will feel the same way like me about this kind of feeling, and it would be nice if more directors in the world would work with a similar approach.




今日、ある方と長い演出談義をしていまして、ふと気がついたことがあるのでここにメモします。 オペラや演劇を観劇していると結構の作品が「"俺の"作品を作るんだ!」っていう演出家からのメッセージ性が詰まった作品が多いんです。でも私はそういうのを見ても全然心の奥底で感動できないの。そういう作品は「理論的には、まあ風変わりで面白いかもね」、っていうところに落ち着くくらい。 で、私は自分が感動するものを見たいし、人を感動させるものが作りたいのだけれど、人が感動する、というのは、「理論的に納得させられるところ」ではなくて「理屈抜きに心の奥の一番柔らかいところが響く」感覚なんです。なぜかというと、その、「心の奥の柔らかいところが響く」と生きるエネルギーをもらえるから。そうやってみんなを元気にしたいんです。だからオペラをやっている。良い芸術が心の栄養、というのは確かなことで、心の健康は体の健康に直結しているので、つまりは、良い芸術は元気なエネルギーをみんなに与えることができ、それはみんなを、世界を幸せに、心も体も健康にできます。そういう角度から世界を変えたい、と真剣に思ってます。で、どうしたらそういう良いエネルギーに満ちた、感動できる作品を作れるかっていうと。。。。。


世の中の結構な数の演出家たちがやっている、演出をするときに「"おれの"」っていう自我が出ていると残念だけどそこには到達できない。(ちなみに歌手や指揮者も同じと思います。「私を見て」ということしか考えていない人のパフォーマンスは心に響きません。) 私が音楽を扱うときには、これは歌曲講座でも、演技のクラスでも、オペラの説明の講座でも演出するときでも同じなんですが、「"おれ"」軸ではなく「"この"作品が輝くには?」っていう感じで、作品にフォーカスにおいています。というか、それしか興味がない。誰になんと言われようと、流行と逆行してようと、このポイントばかりは変えられない。自分でも何故だかわからないけど。 楽譜と向かうとき、それは作曲家との会話と思っています。そして、作曲家がこの曲をこの地球におろしてきた時に神様と交信しただろう、その軌跡を見つけ出す。つまりは「神様との交信」、そういう境地になります。そうすると、どんどんと作曲家とか音楽の言いたこと、そこに含まれるメッセージ性が溢れ出て見えてくる。これはなんだろう、と前々から思ってたんですが、最近気づいたのは、つまりは宇宙のエネルギーと地球とのパイプ役をしているのだな、と思います。自分を通して演出をするのだから、やはり「自分の作品」ではあるのだけど、「宇宙のエネルギーを皆様にお届けする」(教えている時は、宇宙のメッセージを伝えている)というイメージが強いです。こう書くと「お前は自分のアイディアがないのか」と演劇畑の人に突っ込まれそうですが。

なんとも説明しにくいのですが、「宇宙のパイプ」になっていると、それに付随してアイディアが降ってきます。しかしそれは、「自分」を表現する、ということではなくて、「作品を輝かせるために必須な事」という枠組みで降ってくるアイディアです。なんというか、「自分」


という枠がもっと大きくなった感じでオペラ作品作っています。ここの点が、最近の「読み替え演出法」と大きく食い違うので、「読み替え演出出なくてはならない」と信じている人とは全く議論が成立しないこともしばしば。でも、だからってそういう人の顔色を伺って作品作っても意味ない、自分の信じる事をしなければ、と強く心に思うわけです。。地球のどこかに、私のような感覚で「舞台芸術を楽しみたい、感動したい!」と思っている人が絶対にいる!っていう確信が、なぜか根拠はなけれどもあるんです。そういう人はこれからもっと増えていくと思う。こういう感覚でもっとたくさんの人が作品を見に来てくれるといいなあ、そして演出家や出演者と言った「同僚」も上記のような感覚で取り組んでくれる人が世の中に増えるといいなあ。。。



今日、ある方と長い演出談義をしていまして、ふと気がついたことがあるのでここにメモします。 オペラや演劇を観劇していると結構の作品が「"俺の"作品を作るんだ!」っていう演出家からのメッセージ性が詰まった作品が多いんです。でも私はそういうのを見ても全然心の奥底で感動できないの。そういう作品は「理論的には、まあ風変わりで面白いかもね」、っていうところに落ち着くくらい。 で、私は自分が感動するものを見たいし、人を感動させるものが作りたいのだけれど、人が感動する、というのは、「理論的にDRAFTJS_BLOCK_KEY:am4gl納得させられるところ」ではなくて「理屈抜きに心の奥の一番柔らかいところが響く」感覚なんです。なぜかというと、その、「心の奥の柔らかいところが響く」と生きるエネルギーをもらえるから。そうやってみんなを元気にしたいんです。だからオペラをやっている。良い芸術が心の栄養、というのは確かなことで、心の健康は体の健康に直結しているので、つまりは、良い芸術は元気なエネルギーをみんなに与えることができ、それはみんなを、世界を幸せに、心も体も健康にできます。そういう角度から世界を変えたい、と真剣に思ってます。で、どうしたらそういう良いエネルギーに満ちた、感動できる作品を作れるかっていうと。。。。。、と思います。自分を通して演出をするのだから、やはり「自分の作品」ではあるのだけど、「宇宙のエネルギーを皆様にお届けする」(教えている時は、宇宙のメッセージを伝えている)というイメージが強いです。こう書くと「お前は自分のアイディアがないのか」と演劇畑の人に突っ込まれそうですが。

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