
音楽に魂を!心の声に正直に生きる 6
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day 3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 私だけでなく、 たくさんの人が この2年、 大きな世界の波に翻弄されながらも、 それはつまり、 立ち止まるチャンスをもらった、 自分の足元を見直す機会になった、 と感じていると思います。 その小さな自分の中の気づきを 一人一人が大切にする時なんじゃないかなあ。 現代人は自分の体の中で感じる本心を 無視する、または 理性で押さえつける傾向がありますが、 もうそれ、終わりにしませんか? 嫌なことは素直に「嫌」という、 やりたいと思うことは「やりたい」という、 そして他人の心の声をきちんと受け止める、 そ

音楽に魂を!心の声に正直に生きる 5
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day 3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 Day 5 【もう常識には囚われない】 ここにきて、 私が本当にこの世の中に役に立つこと、 私がやるべきこと、が わかってきた気がしています。 これまでの『常識』を『足枷』にする時代は 終わりましたね。 気がつけば、 YouTubeやブロガーなど、 もう数年前から 社会の常識を跳ね飛ばして 自分のやりたいことを 堂々とやっている、 パイオニアたちがいるのですもの! 自分だけじゃない。 怖くなんてない。 自分に自信を持って あたらしい世界への 一歩を踏み出そう。 堂々と生きていこう。 今、私は、 2年前には腹が立ってしょうがなかった 伝染

音楽に魂を!心の声に正直に生きる 4
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 Day 4【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 ドイツ歌曲のクラスの準備はオペラよりもむしろ ずっと細かく繊細で正確性が求められ、 ドイツ文学史、ドイツ語発音学、 音楽楽曲分析、声楽テクニック などなど、多岐にわたりますが、 その準備が何よりも楽しく、 準備をすればするほど、 自分自身ドイツ歌曲に対しての 新たなる素晴らしさや発見を見出すのです。 そして2週間前、オンラインで 日本の皆様を対象にした 大きなドイツ歌曲講習会を 開催させていただく運びとなりました。 ここ1年弱、和気藹々と楽しく この音楽性にフォーカスした クラスをさせていた

音楽に魂を!心の声に正直に生きる 3
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day 3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 day 3【もう一つの道】 オペラの演出とは別に、 歌手に「演技のクラス」を数年前からやっています。 こちらではストレスフリーで 本当に楽しくクラスをやっています。 本格的に始めたきっかけは、 私が代表を務めるニューヨークのオペラ団体、 オペラポムルージュの若手育成講座です。 オペラ演出家はドイツ語圏の音楽大学では 歌手のための演技のクラスを受け持つことが一般的で、 その流儀に則りでこのクラスをすることにしたのです。 この演技のクラスでは、 歌手が勉強しているオペラの アリアやアンサンブルを取り扱います。 最初の頃は数人のアンサンブルの

音楽に魂を!心の声に正直に生きる 2
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day 3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 Day 2【海外で勉強したこと】 それから20年。 欧米に渡ってオペラ演出の勉強を続けてきました。 ラッキーなことに、 非常に狭き門のオペラ演出学科に入学が叶い、 日本人初のオペラ演出学科の学生となったのです。 もちろん演出ですから、 演技法、ダンス、芸術史、音楽理論、発声のテクニック、語学、 といった芸術面に関することだけでなく、 舞台機構の技術、照明技術、衣装やセットのこと、 予算管理、会社運営のための法律、 なんて事までかなり幅広く学びました。 学校では実地で実際に 歌手とのお稽古や作品を一本演出する機会もあります。 理解の深い教

音楽に魂を!心の声に正直に生きる 1
長いブログになりましたので何回かに分けてお送りします。 目次 day 1 【この2年を振りかえって】 【オペラの演出家の仕事って?】 【なぜ自分が演出家を目指したか】 day 2 【海外で勉強したこと】 【オペラ演出は妥協の連続】 day 3 【もう一つの道】 【不自由から生まれた奇跡】 day 4 【チャレンジで見えた素晴らしい世界】 day 5 【もう常識には囚われない】 day 6 【自分の心の声を聞こう】 Day 1【この2年を振りかえって】 この2年、たくさんの生活的制約がありました。 (今まだその不便のど真ん中ですけどね!) しかし、そのおかげで、 本当に好きな人とコンタクトを取る、 本当にしたいことをする、 本当に必要なものだけを買う、 本格的に手作りしてみる、 という、本物を見極める目と 行動が身についてきた気がします。 先週末はオンラインで日本人対象のクラスで ドイツ歌曲講座「ミルテの花」をさせていただきました。 自分の中ではこれもその一つの流れかと思っています。 【オペラの演出家の仕事って?】 そもそも、オペラの演出家が、 ド

初日の出を見ながら覚醒の年を思う2022
あけましておめでとうございます!
今年は私にとってミュンヘンに来て三度目のお正月でした。
毎年年越しに思うことですが、その国、その都市によって年越しの仕方が大きく違います。カウントダウンで新年を迎えたと同時にウイーナーワルツを踊るウイーン、隣の人とキスするパリ、紙吹雪に花火が上がるニューヨーク、、、ドイツはやはり花火です。
今年はコロコロ騒動で「花火禁止」!という法律が施行されていたバイエルン州。(だいたい外の広いところで花火をするのとコロコロが流行るのとなんの関係があるのでしょうか。)どうなるかと思いきや、決まりは守る生真面目なドイツ人が、決まりを無視して花火をあげていました。そんな楽しそうに花火で新年を祝う楽しそうなドイツ人の笑顔を見ながら、今年は「覚醒」していく年になるのだろうと思わずにはいられませんでした。
年を越した翌朝、今年も初日の出を拝むことができました。寒空の中自転車を1時間飛ばして行った先は、
今年はミュンヘン市内のオリンピック公園。
そこには小高い丘があって、そこの頂上に立つと
ミュンヘンの街、そしてアルプスまで一望できるんで