

伝説的なオペラ演出家、オットーシェンクさん、どうぞゆっくり休んでください。
先週、私が最も尊敬する演出家の一人、オットーシェンクさんがこの世を去りました。それからなんだからずっとぽっかり心に穴が空いたような気分になってます。94歳。ずっと病気をしていたらしく、私は非常に残念ながら会ったこともないし、公共の場所にはもう本当に長らく出てきてなかった。それでも彼の演出作品はずっと上演されていて(年々少しずつ取りやめにはなってきてはいたが)その作品群は本当に素晴らしかった。私が留学を始めたのがベルリンなんだけど、余りのモダン演出のハコビリ具合に自分の感受性というか芸術家としての軸のような物を失いかけ、全くもって「モダン演出最高じゃん!」と言い切る周りの人(特に演出学科の教授と同級生や先輩たち。ちなみにドイツで一番レベルが高いと言われている音大内の話です。)のセンスがわからなくなりベルリンを飛び出した。ドルトムントでひとクッション置いてのご縁あってのウイーンで、オットーシェンクの作品を見て私は心が洗われるようだった。「ああ。いいんだ。、私が好きなテイスト(演出的方向性)が存在していいんだ。」と励まされるような気分だった。世界中に運



